尿蛋白

「糸球体性」といって糸球体腎炎やネフローゼ症候群、膠原病や腎硬化症、糖尿病性腎炎などによるものです。「溢流性」といって多発性骨髄腫や横紋筋融解症などによるものです。年齢に関係なく尿に尿蛋白の所見が見られることもあります。そのためわずかな量だけ蛋白が陽性になった場合は、医師から「経過観察するように」との指示があると思います。 尿蛋白などによって腎臓に疾患がある場合、慢性腎臓病となりひどくなると透析をしなければならなくなります。定期健康診断では尿検査も行われます。健診結果で尿蛋白が陽性になった場合には何が原因なのかを調べて注意しなければなりません。定期健康診断の前日に激しい運動をしたときや熱を出していたら、慢性的な病気を抱えていなかったとしても一時的に蛋白が見られることもあります。 尿蛋白が陰性の人と比べると陽性の人の方が腎臓機能の低下が2倍以上早くなるそうです。つまり一度尿蛋白がでて経過観察を言い渡されても次に尿検査をするのが一年後の定期健康診断時だとすると、また同じようなことを繰り返してしまう場合があるのです。するとわずかな量だからとまた経過観察になって、結局はわずかな異常であるとみなされて放置してしまいあとで大変な病気が控えていることもあるのです。 「尿細管性」といって間質性腎炎や重金属中毒、腎臓を移植した際の拒否反応などがあります。しかしながら注意しなければならないのは、日頃尿検査を数ヶ月おきにする人は少ないということです。尿蛋白が出る原因としては、先ほど述べた運動や発熱などの他には3つの理由が考えられます。